いとキャラ目次



携帯で閲覧できます


トップページ > 現場リポート > 第3回 いとしまサイエンスキャラバン

現場リポート:いとキャラねっと

第3回 いとしまサイエンスキャラバン

3回「いとしまサイエンスキャラバンレポート」~二丈のお米を食べる。 


 

l  顕微鏡を持って二丈町へ

「松元せんせーい。ここ持っていいんですよね?壊れませんよね?」と不安げな様子の私を尻目に、今日のいとしまサイエンスキャラバンの講師の一人、九州大学熱帯農学研究センターの松元先生は、「大丈夫ですよ。そんなに簡単に壊れる代物ではないですから。」とリラックスした面持ちで、顕微鏡を車に積み込んでいた。今日2月22日は、第3回の「いとしまサイエンスキャラバン」の開催の日。だが、2月の空の表情は冴えない。荷物を積み込んだ後、天候を心配しながら、松元先生と大学の公用車を駆って一路、二丈町へ向かう。車を走らせていると、どんよりした空から落ちてくる雨粒の量が増えてきた。こんな日に雨だなんて、日頃の行いが悪いからか?と反省しながら、二丈町役場に入った。 

 

l  それでも多くの方々が・・

心配をよそに二丈町役場の会議室は、多くの方でごった返す盛況ぶり。何でも60名は越えた参加者となりそうだとの話を聞きながら、糸島地域における九大の期待の高さを改めて痛切に感じた。また、第1回(前原市)、第2回(志摩町)に参加されたことのある方も多く会場に来られている様子で、この「リピーター」の誕生に事務局一同大喜びしていた。また、今回からは第2回で交流がきっかけで交流の始まった前原SOHOネットワークの代表である廣川さんもPRと映像撮影に協力して頂くこととなった。こうやって、交流の輪が広がっていくのもこの事業の醍醐味だ。

 

 l  「味覚」と「土」のメッセージ

開場前の混乱をナントカ収拾し、第3回キャラバンがスタート!相変わらず場を和ませるのに四苦八苦しながら、バトンを九州大学熱帯農学研究センターの松元助手と九州大学ユーザーサイエンス機構の江藤講師に渡した。松元助手は「土を健康にする微生物とその働き」と題して、薬を分解する微生物などが、どのように「土の健康」に関わっているのか、生物多様性や土壌生態学からそのメカニズムについて説明。大学から持ち込んだ顕微鏡での微生物の観察を試みるなど(結果、あまり虫がいないというアクシデント?はあったものの)、「触れる・感じる」体感型の説明をして頂いた。「土に触れてください」との松元助手の強いメッセージ。心に染みました。江藤講師は、人間の味覚を数値化する味覚センサの開発を行っている研究者で、味を感じる仕組みと、それを数値化することによって、私たちの生活がどのように変わるかをわかりやすく説明。事前に二丈産の食品を味覚センサで測定したデータも準備して頂き、皆さん興味津々。身近なものが題材になると、目の輝きが違いますね。 

 

l  地域課題の奥の深さ

質疑応答では、熱心な質問が数多く寄せられ、「良い土を見分ける方法とは?」、「これからの農業の方向性は?」といった、すぐには回答しにくい質問が続出。地域課題の奥の深さと大学に対する期待の強さをさらに感じさせる時間となった。懇親会では二丈町の食材を用いた料理が振る舞われただけでなく、お米のテイスティングも行われた。私自身は、正解できず味覚の乏しさを露呈する結果となったが、このような粋な計らいを企画して頂いた二丈町役場の皆さんに心より感謝!

 

l   そして。。。

懇親会が終わり、箱崎キャンパスへ帰る車中で、松元助手より「本当にこういった場所で話す機会を作って頂いて本当にありがとうございました。」との言葉をもらい、胸が熱くなった。大学と地域との連携について考え、実践するのが私の仕事。大学にいる研究者の「想い」をしっかり理解し、コーディネートを行うこと重要性を改めて感じた。これから、松元助手や江藤講師に代表される研究者の知識・見識だけでなく、その「想い」を社会の皆さんに届けるよう「いとしまサイエンスキャラバン」を通じて活動していきたい。

 

l   最後に

この1年間、「いとしまサイエンスキャラバン」を通じて様々な勉強をさせてもらいました。この場をお借りして糸島の皆さん、九大の研究者、関係者に心より感謝申し上げます。 

(文責 中武 貞文)

 

 

  サイエンスキャラバン   サイエンスキャラバン
  サイエンスキャラバン   サイエンスキャラバン
  サイエンスキャラバン   サイエンスキャラバン
  交流会   交流会

 

第3回サイエンスキャラバンの食味比較結果を公開しました。

 

≪講演資料≫

江藤先生 「産地によって、味はどれだけ変わる? -二丈の味を計る!- [3.7MB]

 

上記PDFファイルの閲覧印刷にはAcrobat Readerが必要です。
無料でここからダウンロードして、指示に従って、Acrobat Readerをコンピュータにインストールしてください。

 

 

ページトップへ